医療脱毛をした後の飲酒はダメってホント?
医療脱毛後にお酒を飲むとどうなるの?
医療脱毛やサロン脱毛を受ける際、「施術前後の飲酒は避けましょう」と案内されることが多いですが、その理由を詳しく理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。
この記事では、なぜ脱毛の前後で飲酒をしてはいけないのか、飲酒が可能になるタイミング、うっかり飲んでしまった場合の対処法まで詳しく解説します。

医療脱毛を安全に受け、理想の成果を得るために正しい知識を身につけす参考にしてください。
当サイトでは、医療脱毛クリニックの経験者の声をもとに、現役の医師が「全国版の医療脱毛ぶっちゃけどこがいい?」を解説しています。


当記事では、医師監修のもと以下の内容を解説しています。


・当記事は、KIREI+医療脱毛のプライバシーポリシーに基づいて作成しています。
・医療脱毛は保険適用ではなく自由診療です。
・医療脱毛クリニックでは複数回まとめての契約が可能ですが、無理に高額なプランを契約してトラブルになる事例もあるため注意しましょう。
・契約していた脱毛サロン・医療脱毛クリニック等が倒産した事例があるため、リスクが不安な方は都度払いを検討してください。
脱毛前や脱毛後の飲酒はなぜだめなの?理由と脱毛効果への影響


脱毛の施術前後の飲酒がNGとされる理由は3つあります。
飲酒した後の肌は、ヒリつきやかゆみといった肌トラブルのリスクも高まるため避けるのがベストです。



脱毛クリニックやサロンによっては、飲酒をして施術を受け、状態が悪化したとしても、アフターケア保証の対象外となる場合があります。
⒈ 施術時に痛みを感じやすくなる
脱毛施術後の肌は、レーザーの熱によって一時的に炎症を起こしやすく、非常にデリケートな状態になっています。
このタイミングでアルコールを摂取すると、アルコールによる血行促進作用によって体温が上がり、肌の赤みやかゆみ、炎症といった肌トラブルが起こりやすくなります。



特に赤みが強く出る・ヒリつく・熱感が引かないといった症状は、飲酒によって悪化する可能性があるため注意が必要です。
施術当日は飲酒を控え、肌の回復を優先することが安全な脱毛効果を得るために必要です。
⒉ 肌トラブルが起きやすくなる
脱毛施術後に飲酒をすると、肌トラブルのリスクが高まるため注意が必要です。



アルコールの摂取によって血行が促進されると、赤み・炎症・腫れ・かゆみなどが起こりやすくなります。
医療レーザーや光脱毛の施術後の肌は、医療レーザーの熱によって一時的にダメージを受け、敏感な状態です。
この状態で血流が過度に良くなると、通常では起こらないような炎症が引き起こされることがあります。
さらに、アルコールによる脱水症状も肌に悪影響を及ぼします。



水分不足の肌はバリア機能が低下し、外部からの刺激に弱くなるため、施術後の回復が遅れがちです。
その結果、次回施術までに十分な回復ができないこともあり、肌に負担が蓄積してしまう可能性があります。
また、炎症が長引くと、色素沈着などの長期的なトラブルにつながる恐れもあります。
安全に医療脱毛を進めるためにも、施術後の飲酒は避けて、肌を労わるようにしましょう。。
⒊ 飲酒によりアフターケアの保証外になる可能性
脱毛サロンや医療脱毛クリニックでは、アフターケアを受ける条件として、施術前後に定められた条件を守ることが求められます。



飲酒が原因で肌トラブルが起きた場合、自己責任と判断され、保証やサポートの対象外となる場合があります。
保証外となる理由は、アルコール摂取によって施術後の肌の炎症や回復遅延を引き起こすことがわかっているからです。
肌トラブルが発生しても保証を受けられないリスクを考慮すれば、施術後の飲酒は避けるべきです。
脱毛効果や安全性に大きな影響を与える可能性があるので、よく理解しておきましょう。
脱毛前後の飲酒はいつからいつまでNG?


脱毛施術の前後には、体調や肌の状態をベストな状態に保つため、一定期間の飲酒が控えるべきです。



具体的にどれくらいの時間が必要なのか、アルコールの分解にかかる時間も踏まえて詳しく解説します。
脱毛前24時間は飲酒をしない
脱毛施術前には、12〜24時間前から飲酒を控えるのが一般的です。
アルコールを飲むと血管が拡張して血流が良くなり、施術中の痛みを感じやすくなるだけでなく、肌への負担も増えます。



アルコールが体内で完全に分解されるまでにかかる時間は、個人差はありますが、ビール1缶1あたり2〜3時間が必要です。
ビール2缶やワイン2杯程度を摂取した場合、4〜6時間は少なくとも体内に残り続けます。
飲酒の影響が完全になくなるまでにはさらに時間がかかるため、安全を考慮して12〜24時間の期間を空けるのがおすすめです。
施術前に飲酒をすると、脱毛時の痛みが強くなるため、医療機器の出力を調整する必要があるため、期待した効果が得られなくなる場合があります。



医療脱毛の効果を得るために、施術前後は飲酒を控え肌を最適な状態にすることが大切です。
脱毛後に飲酒が可能になるのは48時間後から
脱毛施術の影響を考慮すると、飲酒の再開は施術後48時間(2日)経過してからが理想的です。



医療脱毛では高出力のレーザーを使用するため、肌へのダメージも大きく、十分な回復時間が必要です。そのため、48時間程度は飲酒を控えることで、肌トラブルを未然に防ぐことができます。
また、アルコールは体温上昇や代謝の変化を引き起こすため、施術後の肌の回復を遅らせる可能性もあります。
ただし、回復スピードは人それぞれで、施術部位や肌質によっても変わります。
心配な方は、事前に医師やクリニックのスタッフに相談し、個別のアドバイスに従うのが安心です。



医療脱毛後2日は、基本的に飲酒しないようにしましょう。
脱毛前や脱毛後に飲酒してしまった場合の対処法


もし飲酒してしまった場合でも、適切な対処を行えばリスクを最小限に軽減できます。
脱毛前に飲酒をした場合、肌や体の状態を整えるために適切な対応が必要です。



医療脱毛クリニックやサロンに相談し、必要に応じて施術日の変更を検討すれば、安心して施術を受けられます。
医療脱毛クリニックや脱毛サロンに相談する
脱毛前に飲酒してしまった場合や、脱毛後にトラブルが発生した場合は、まず施術を受けたクリニックやサロンに相談するのが重要です。



専門スタッフに状況を伝えれば、適切なアドバイスを受けることが可能です。
飲酒による体調の変化や肌の状態に不安がある場合、事前に連絡して相談すれば、無理のない施術スケジュールに調整してもらえます。
脱毛後に赤みやかゆみ、腫れが出た場合も、セルフケアだけで対処しようとせず、早めにクリニックに相談しましょう。肌の状態が悪化した場合でも、医療的な対応もスムーズになります。



自己判断だけで対処しようとすると、トラブルを引き起こす可能性があるため、専門スタッフからのサポートを受けてください。
施術日の変更ができるか
脱毛前に飲酒してしまって、体調や肌の状態が万全でないと感じた場合は、施術日を変更するのも一つの方法です。



医療脱毛では、高出力のレーザーを使用するため、肌や体の悩みが整っていない状態で施術を受けると、痛みが増したり肌トラブルが起きやすくなったりするリスクがあります。
施術日の変更については、できるだけ早めにサロンやクリニックに連絡を入れましょう。
多くの施設では、早めの変更であれば、無料で予約変更が可能な場合が多いです。
変更が難しい場合でも、クリニックに相談すれば、対策施術を延期して肌の状態を整える時間を確保できます。
無理に施術を受け続けると、肌への負担が大きくなるだけでなく、効果が半減する可能性もあります。



脱毛効果を最大限に引き出すには、スケジュール調整をしっかり行い影響を受けないようにしましょう。
飲酒以外で脱毛前後に注意すること


飲酒以外にも、医療脱毛を受ける際に注意することが3つあります。
脱毛の効果を最大限に引き出し、肌トラブルを防ぐには、飲酒だけでなく、その他の生活習慣にも注意が必要です。
特に施術後の肌ケアや生活習慣は、脱毛の安全性と効果に直結します。



脱毛前には飲酒だけでなく、保湿や日焼け対策や自己処理の方法、運動や入浴のやり方に注意しましょう。
⒈ 保湿や日焼け対策などアフターケアは入念に
脱毛施術の前後では、肌を乾燥させず十分に保湿を行うのが大切です。
乾燥した肌は施術時の痛みを加速させるだけでなく、レーザーや光のエネルギーが十分に伝わりにくくなり、脱毛効果が低下します。



施術後も保湿を徹底すれば、肌の回復を早め、炎症や赤みを防げます。
脱毛施術後の肌は紫外線に対して敏感な状態になっており、日焼けすると施術中に痛みが増したり、色素沈着したりするリスクが高まります。



施術後1週間は肌のケアを徹底して、トラブルを防ぎましょう。
⒉ カミソリや毛抜きでの自己処理を避ける
脱毛期間中は、カミソリや毛抜きでの自己処理を避けるのが推奨されます。
カミソリは肌の表面の角質まで除去してしまうため、乾燥しやすくなり炎症が起こりやすいです。



脱毛をする前に毛抜きで毛を抜いてしまうと、脱毛機器がターゲットとしている毛根がなくなり、効果が得られなくなります。
自己処理が必要な場合は、肌への負荷が少ない電動シェーバーを使うのがおすすめです。



施術後の肌は敏感な状態であるために、施術後は保湿をしっかりと行い、肌トラブルを防ぎましょう。
⒊ 激しい運動や湯船の入浴を避ける
脱毛施術後は、激しい運動や湯船への入浴を控えてください。
これらの行為は体温を上昇させて血行を促進するため、赤みや腫れなどの炎症が悪化する可能性があります。



汗をかくことで毛穴に雑菌が入ってしまい、炎症やかゆみが発生しやすくなります。
施術後の肌は一時的にダメージを受けているため、清潔な状態を保つのが重要です。
湯船には浸からないで、シャワーで体を軽く洗う程度にするのがおすすめです。ぬるめの水を使えば、肌への刺激を抑えられます。
運動についても、ウォーキングなどの軽い動きに留め、ランニングや筋トレのような高強度の運動は避けましょう。
脱毛前や脱毛後の飲酒に関するよくある質問


- 全身脱毛ではなくVIO脱毛や髭脱毛など部分脱毛でも飲酒はNG?
-
部分脱毛であっても飲酒をするのはNGです。
VIOやヒゲなどの部位は肌が敏感なため、飲酒による血行促進や炎症リスクがトラブルにつながりやすいです。
全身脱毛と同じように、部分脱毛でも施術後の飲酒は控えましょう。
- 度数が弱いお酒でもだめですか?
-
度数が弱いお酒でも控えるべきです。
アルコールは摂取量に関係なく、血行促進や肌の乾燥などの影響があります。
少量なら大丈夫と思わず、脱毛前後は飲酒を完全に避けたほうが安全です。



脱毛の効果を最大限に引き出すために、施術前後の飲酒は避けましょう。
まとめ:脱毛後の飲酒はなぜだめ?いつから飲める?


当記事では、「脱毛後の飲酒はなぜだめ?いつから飲める?」について解説しました。



結論として、医療脱毛を受ける予定があるときは、脱毛前24時間、脱毛後48時間は飲酒を控えてください。
医療脱毛時の飲酒がダメな理由は以下の3点です。
- 施術時に痛みを感じやすくなる
- 肌トラブルが起きやすくなる
- 飲酒によりアフターケアの保証外になる可能性
医療脱毛は、回数を重ねるごとに着実に効果が実感できる施術です。飲酒をすると、血流の促進により思わぬ肌トラブルを引き起こす可能性が高まります。
これから医療脱毛でつるすべ肌を目指している方は、脱毛中の飲酒についてよく把握・理解して綺麗な肌を手に入れましょう。
参考文献
・厚生労働省
・厚生労働省 医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)
・厚生労働省 医薬品・医療機器ページ
・厚生労働省 医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて
・日本医学脱毛学会
・国民生活センター
・国民生活センター「美容医療サービスはクーリング・オフできる?」
・消費者庁
・消費者庁「美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について」
・政府広報オンライン「美容医療サービスの消費者トラブル サービスを受ける前に確認したいポイント」
・内閣府 消費者委員会 美容医療サービスに係るホームページ及び事前説明・同意に関する建議
・日本美容外科学会(JSAS)
・日本美容外科学会(JSAPS)
・日本皮膚科学会