医療脱毛はどれくらいの間隔で通うのがベスト?
脱毛完了までどれくらい期間がかかるの?
医療脱毛は、効果を最大限に発揮するために、照射間隔と施術頻度が重要です。
しかし、どのくらいの間隔をあければ良いのか、どの程度通えば理想の脱毛が完了するのかわからない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、医師監修のもと知恵袋での回答よりも詳しく、医療脱毛についてベストな照射間隔や頻度、部位別の施術間隔について徹底解説します。
脱毛回数ごとの効果や、永久脱毛が完了するまでの期間についてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
当サイトでは、全国の医療脱毛クリニックの経験者の声をもとに「医療脱毛ぶっちゃけどこがいい?おすすめクリニック15選」を医師監修のもと解説しています。


当記事では、医師監修のもと以下の内容を解説しています。
・当記事は、KIREI+医療脱毛のプライバシーポリシーに基づいて作成しています。
・医療脱毛は保険適用ではなく自由診療です。
・医療脱毛クリニックでは複数回まとめての契約が可能ですが、無理に高額なプランを契約してトラブルになる事例もあるため注意しましょう。
・契約していた脱毛サロン・医療脱毛クリニック等が倒産した事例があるため、リスクが不安な方は都度払いを検討してください。


医療脱毛で照射間隔をあけなければならない理由


医療脱毛では、照射間隔を適切にあける必要がある理由は2つあります。
医療脱毛は、短い間隔で施術を行うと肌の負担やトラブルに繋がり、継続して施術を受けられなくなります。



照射の感覚を開けることで、肌を守り、脱毛効果を最大限に引き出せます。
⒈ レーザー脱毛は毛周期に合わせると効果的


毛周期には成長期・退行期・休止期があり、脱毛効果を得るには、成長期に合わせた照射が効果的です。
医療脱毛のレーザーは、毛の黒い色素であるメラニンに反応して熱を発生させ、毛根を破壊して脱毛効果が得られます。
メラニン色素を多く含んでいる成長期の施術が効果的であり、それ以外の時期ではあまり効果が得られません。



医療脱毛が効果を発揮するのは、毛が「成長期」にあるタイミングです。
全身の毛のうち、成長期にある毛は全体の約10~20%程度しかないため、完全に脱毛するには何度も施術する必要があります。そのため、毛周期に合わせて数回に分けて照射を行う必要があるのです。
▼部位別:ベストな脱毛間隔の目安
部位 | おすすめの通院間隔 | 特徴 |
---|---|---|
ワキ・腕・脚 | 約6〜8週間ごと | 成長期の毛が多く、反応が良い部位 |
顔(ヒゲ・うぶ毛) | 約4〜6週間ごと | 毛周期が短く、こまめな施術が効果的 |
VIO | 約6〜10週間ごと | 毛が濃く効果は高いが、デリケートな部位 |
背中・うなじ | 約8〜12週間ごと | 休止期の毛が多いため、少し長めの間隔が推奨 |



毛周期に合わせた施術よりも早いペースで通ってしまうと、1回ごとの脱毛効果が低くなってしまいます。
ただし、毛周期には部位や個人差があるため、クリニックでカウンセリングや診断を受けて指示に従うのが最も確実です。
⒉ 早すぎる施術間隔による肌への負担や肌トラブルを防ぐため
医療脱毛で、肌への負担やトラブルを避けるために施術の間隔を適切に空けましょう。
レーザー脱毛は毛根のメラニン色素に反応して熱を加えるため、毛の処理とともに肌にも大きな負担がかかります。



施術後の肌はレーザーの熱で一時的にダメージを受けているため、通常の状態に戻るまでの回復期間が必要です。
過剰に短い間隔で施術を行うと、肌が熱や光の影響から回復する時間が足りなくなり、肌の炎症や赤み、乾燥といった肌トラブルが発生します。
▼医療脱毛完了までの期間と回数の目安
- 回数の目安:5〜10回
- 期間の目安:約1〜2年
上記は平均的な脱毛完了までの期間と回数の目安です。
過剰に短い間隔で施術を行うと、肌が熱や光の影響から回復する時間が足りなくなり、肌の炎症や赤み、乾燥といった肌トラブルが発生します。
肌の状態が整っていないまま施術を続けると、バリア機能が低下してしまい、色素沈着や痒みなどの副作用を起こす可能性が高まるので注意が必要です。



肌がダメージを受けやすい状態のままだと、日焼けのリスクも高まります。日焼け後に照射を受けると、肌トラブルがさらに増す恐れがあるため、施術の間隔を守りましょう。
医療脱毛のベストな効果を発揮できる施術間隔は?


医療脱毛でより効果的に脱毛するためには、適切な施術間隔を守る必要があります。一般的には2〜3ヶ月間隔で施術を受けるのが理想的といわれています。
部位や毛質によっても適切な間隔は異なるため、部位によって施術の間隔の調整が必要です。



適切な間隔は、部位や毛質によって変わります。
クリニックでよく確認しましょう。
何ヶ月おき?2〜3ヶ月間隔で成長期の毛に照射するのがベスト!
医療脱毛は、2〜3ヶ月間隔をあけるのがベストとされています。
この間隔で通院することで、毛周期(特に成長期)に合わせて、最も高い脱毛効果が期待できるからです。
毛は「成長期・退行期・休止期」といったサイクルを繰り返していますが、レーザーが効果を発揮するのはメラニン色素を多く含む“成長期の毛”です。
このタイミングで照射することで、しっかりと毛根にダメージを与えることができます。



医療脱毛の施術間隔は、2〜3ヶ月ごとに新たに成長期に入った毛に照射を行うことが、効率よく脱毛を進めるポイントとなります。
無駄なく効果的な施術のためにも、毛周期に合わせた適切な施術間隔を守ることが大切です。
脱毛期間をあけすぎても効果に影響はない
医療脱毛は、施術の間隔が多少空いてしまっても、基本的に脱毛効果が大きく下がることはありません。
たとえ4〜6ヶ月以上の間隔が空いてしまった場合でも、再び成長期の毛に対してレーザー照射を行えば、十分な効果を得ることができます。



医療脱毛のレーザーは、毛が成長期にあるタイミングで照射されれば、1本ずつ確実に毛根にダメージを与える仕組みです。そのため、間隔が空いても「成長期の毛」に照射できれば、効果は持続します。
ただし、1年以上などの長期間にわたって施術が中断されてしまうと、永久脱毛を完了した毛穴から再び毛が生えてくる可能性もゼロではありません。
永久脱毛の定義
・最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である状態(米国電気脱毛協会)
・一定の脱毛施術を行ったあとに再発毛する本数が長期間において減少し、維持されること(アメリカ食品医薬局)
そのため、できるだけ推奨される間隔(2〜3ヶ月)を目安に通い続けることが、効果的な脱毛と仕上がりの維持に繋がります。
医療脱毛でも1ヶ月間隔で通えるクリニックがあるのはなぜ?
医療脱毛の中には、1ヶ月間隔で通えるクリニックもありますが、その多くは蓄熱式脱毛機を使用しています。



蓄熱式脱毛機は、毛包に穏やかに熱を加えることで発毛を抑制する方法です。
従来のレーザー脱毛とは違い、毛のメラニン色素に直接反応するのではないため、毛周期にそれほど左右されません。肌への負担も少ないため、短い間隔で施術ができます。
蓄熱式脱毛機で早いペースで通ったとしても、脱毛効果が早く感じられたり、早く脱毛が完了したりするわけではないので注意が必要です。
脱毛効果の進み方は、個人差があります。蓄熱式脱毛機がレーザー脱毛と比べて、早く終わるわけではない点は理解しておきましょう。



通う頻度は変わりますが、効果が出るタイミングは人によって違います。
医療脱毛の施術間隔を部位別に解説!ベストなタイミングはいつ?


医療脱毛では、部位ごとに毛周期や毛の特徴が異なるため、それに応じた最適な間隔で施術するのが大切です。
部位別に適切なタイミングを守れば、効率よく成長期の毛に照射でき、脱毛効果を最大限に引き出せます。



各部位ごとのおすすめ施術間隔とその理由を詳しく解説するので、参考にしてみてください。
⒈ 全身脱毛は2〜4ヶ月間隔
全身脱毛では、体全体の毛周期が異なるため、各部位ごとに照射タイミングがばらつきがあります。
2〜4ヶ月の間隔で施術すれば、より多くの成長期の毛にアプローチが可能です。
頻繁に通いすぎると成長期の毛が十分に揃わず、効果が減少するため、施術の間隔はしっかりあけましょう。
⒉ VIO脱毛は2〜3ヶ月間隔
VIOの毛は太く密度が高いため、2〜3ヶ月間隔での施術がおすすめです。
デリケートな部分であるため、施術間隔を守って肌トラブルを防ぎながら脱毛を進めましょう。
⒊ ワキ脱毛は2〜3ヶ月間隔
ワキの毛は他の部位に比べて成長が早く、密度が高いため、2〜3ヶ月間隔での施術が最適です。
ワキ脱毛は比較的効果が現れやすい部分ですが、毛周期を無視して頻繁に通うと、効果が薄れます。
成長期の毛がしっかり揃うタイミングを狙って照射して、効率よく脱毛しましょう。
⒋ 腕や足脱毛は1ヶ月半〜2ヶ月間隔
腕や足の毛は成長が比較的早いため、1.5ヶ月〜2ヶ月間隔での施術が効果的です。
腕や足は広範囲のため、照射漏れが起きやすい部分なので、定期的に通ってムラのない仕上がりを目指しましょう。
⒌ 顔脱毛は1〜2ヶ月間隔
顔の毛は他の部位と異なり、産毛が多く、成長サイクルも速いため、1〜2ヶ月間隔での施術がおすすめです。
産毛はレーザーの反応が薄いため、定期的な照射が必要です。
1〜2ヶ月間隔で施術を続ければ、産毛が徐々に減少し、化粧ノリや肌のトーンアップ効果も期待できます。
⒍ メンズの髭脱毛は1〜2ヶ月間隔
男性の髭は、毛が太く密度が高いため、1〜2ヶ月間隔での施術が適しています。
髭は毎日剃る必要があるため、早く脱毛効果を得たい部位ですが、毛周期のサイクルに合わるのが重要です。
間隔を守って施術を続ければ、確実に成長期の毛にアプローチでき、髭剃りの頻度が減らせて、肌への負担も軽減できます。



脱毛するタイミングは無料カウンセリングで医師とよく相談しましょう。
医療脱毛の回数ごとの効果と永久脱毛完了までの期間の目安


医療脱毛では、個人の体質や毛質によって脱毛効果が現れるまでの回数や期間が異なります。
一般的な回数の目安を参考にして、永久脱毛の完了までにどの程度通う必要があるかを把握しておきましょう。
ここでは回数ごとの効果と完了までにかかる期間について解説します。



最初の数回で効果が実感できる人は少ないです。
実感できるまで継続しましょう。
何回通うべき?脱毛回数と効果の目安
回数 | 効果の目安 |
---|---|
1回 | 一時的に毛が減少する まだ目立つ毛が多い 脱毛した毛も再度生えてくる |
3回 | 毛が以前よりも薄くなる 自己処理の頻度が減る 部分的に生えてくる |
5回 | 目に見える毛がかなり減る 自己処理がかなり楽になる 肌の見た目がスッキリしてくる |
8回 | ほとんどの毛がなくなる 生えてくる毛も細い 日常的な自己処理がほぼ不要 |
10回 | ツルツル肌に近い仕上がり ほぼ全ての毛が目立たなくなる |
蓄熱式脱毛の場合、熱で毛を徐々に減らしていくため、効果の実感がゆっくりであることが多いです。
即効性を求める方には向かないものの、肌への刺激が少ないため、敏感肌の方には蓄熱式脱毛がおすすめです。



回数が増えるほど、脱毛効果ははっきりと現れてきます。
永久脱毛完了までは10回以上が目安
医療脱毛は、1回の施術で完了するものではありません。毛周期の中でも「成長期」の毛だけです。
1回の施術で照射できる毛は、全体の約20%程度とされており、複数回にわたって成長期の毛に照射を重ねることで、徐々に脱毛効果を高めていきます。
間隔を空けつつ10回以上通えば、成長期の毛が揃ったタイミングで照射を続けられ、ツルツル肌に近づけます。



一般的には、自己処理がほとんど不要になるまでに5〜8回、産毛までしっかり脱毛したい場合には10回以上の施術が必要とされています。
特にVIOや顔など毛が細かったり、毛周期が早い部位は、平均よりも多めの回数が必要になるケースが多いです。
また、毛質や肌質、使用する脱毛機の種類によっても必要な回数は異なります。永久脱毛を目指す場合は、少なくとも10回以上を目安にスケジュールを立てておくと安心です。
医療脱毛を10回以内の施術でしっかり効果を発揮したい、10回照射しても効果がイマイチ…という方は、「医療脱毛は10回で終わらない?VIOやヒゲの目安や回数ごとの効果を解説!」を参考にしてください。
医療脱毛のベストな間隔・期間でよくある質問


- 医療脱毛のレーザーの種類によって通う間隔は変わりますか?
-
レーザーの種類によって通う間隔が変わります。
医療脱毛の方式には「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類があります。
熱破壊式は毛周期に合わせた2〜3ヶ月ごとの施術が一般的です。
蓄熱式は低出力で広範囲にアプローチするため、1ヶ月ごとの短い間隔で通えます。
効果の実感には個人差があり、どちらが早く完了するというわけではないので注意しましょう。
- 医療脱毛1回目のあとは1ヶ月後に施術を受けても良い?
-
1回目の施術後は、毛周期を考慮して通常2〜3ヶ月程度の間隔を空けるのがおすすめです。
成長期の毛以外の毛に施術しても効果が薄いため、早すぎる十分な効果が得られません。
蓄熱式の場合は1ヶ月後でも施術が可能なので、通院するクリニックによく相談しましょう。
- 医療脱毛の期間中気をつけることはありますか?
-
医療脱毛の期間中は、日焼けや肌に強い刺激を与えないようにしましょう。
脱毛中は肌がダメージを受けているため、炎症や赤み、乾燥といった肌トラブルが起こりやすいです。
保湿ケアをしっかり行い、低下しているバリア機能を補ってあげましょう。
- 医療脱毛の永久脱毛なら二度と毛は生えない?
-
永久脱毛=一生毛が生えない、とは限りません。
医療脱毛で使われるレーザーは、高い減毛効果を持ち、長期間毛の再生を抑えることが可能です。
ただし、ホルモンバランスの変化や体質の影響で、ごく一部の毛が再び生えてくることもあるため、「一生ツルツル」というよりは「自己処理が不要になるレベルで毛が生えにくくなる」と理解するのが正確です。
まとめ:医療脱毛のベストな照射間隔や頻度


当記事では、「医療脱毛のベストな照射間隔や頻度」について解説しました。
医療脱毛を適切に完了させるためには、毛周期や肌トラブルを防ぐために適切な照射の間隔を空けることが大切です。



部位によって施術までの間隔は異なるため、必ず医療脱毛クリニックでカウンセリングを受けて診断してもらいましょう。
医療脱毛は回数を重ねるごとに効果は確実に実感できます。そのため、日頃から肌の状態を整えるスキンケアを意識し、毎回の施術でしっかりと効果を引き出すことが重要です。
また、毛周期に合わせた計画的な通院を心がけることで、より効率的に脱毛を進めることができます。
正しいケアと通院ペースで、ムダ毛のないなめらかな美肌を目指しましょう。
参考文献
・厚生労働省
・厚生労働省 医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)
・厚生労働省 医薬品・医療機器ページ
・厚生労働省 医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて
・日本医学脱毛学会
・国民生活センター
・国民生活センター「美容医療サービスはクーリング・オフできる?」
・消費者庁
・消費者庁「美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について」
・政府広報オンライン「美容医療サービスの消費者トラブル サービスを受ける前に確認したいポイント」
・内閣府 消費者委員会 美容医療サービスに係るホームページ及び事前説明・同意に関する建議
・日本美容外科学会(JSAS)
・日本美容外科学会(JSAPS)
・日本皮膚科学会