水野博司医師の経歴・詳細はこちら
順天堂大学医学部附属順天堂医院に勤務し、形成外科を中心に美容医療に携っています。
美容外科手術・各種レーザー治療・ボトックス注射・ヒアルロン酸注入など、幅広い治療を提供しています。
患者さんとのコミュニケーションを大切に、お一人お一人の訴えに真摯に耳を傾け、可能な限りの時間をかけて説明を行います。
患者さんに納得いただける医療を提供することを常に心がけています。
また、再生医学も専門分野としており、将来の美容医療における新しい治療法の研究開発にも取り組んでいます。
所属学会・役職
- 日本美容外科学会 (評議員):https://www.jsaps.com/
- 日本形成外科学会 (評議員):https://jsprs.or.jp/
- 国際美容外科学会: https://www.jsaps.com/link.html
- 国際形成外科学会: https://jsprs.or.jp/member/link/related_society.html
- アメリカ合衆国形成外科学会: https://www.plazaclinic.jp/1676
- 日本再生医療学会 (評議員): https://www.jsrm.jp/
- 国際再生医学会: https://baike.baidu.com/item/%E5%9B%BD%E9%99%85%E5%86%8D%E7%94%9F%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E4%B8%8E%E5%88%9B%E9%9D%A2%E4%BF%AE%E5%A4%8D%E5%AD%A6%E4%BC%9A/22420885
- 日本マイクロサージャリー学会: http://jsrm.umin.jp/
- 日本創傷治癒学会 (評議員): https://www.jswh.com/
- 日本頭蓋顎顔面外科学会: https://www.jscmfs.org/
- 日本手外科学会: https://www.jssh.or.jp/
- 日本下肢救済・足病学会 (評議員): https://www.jlspm.com/
- 日本形成外科手術手技学会 (理事): http://jsitps.umin.jp/
- 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 (評議員): http://jopbs.umin.jp/
- International Federation of Adipose Therapeutics and Science (IFATS): https://www.ifats.org/
- 日本熱傷学会: http://www.jsbi-burn.org/
- 日本創傷外科学会 (評議員): https://www.jsswc.or.jp/
- 日本フットケア学会: https://jfcpm.org/
資格・認定
医師資格
専門医資格
- 日本形成外科学会専門医: https://jsprs.or.jp/specialist/
- 日本創傷外科学会専門医: https://www.jsswc.or.jp/specialist.html
- 日本皮膚腫瘍外科専門医: https://jsprs.or.jp/specialist/tokutei_supervisor/hifu_shuyo/
- 日本手外科学会専門医: https://www.jssh.or.jp/doctor/jp/infomation/shidoui_meibo.html
その他
- 外国人臨床修練指導医
ミャンマーにおける上眼瞼形成術の研究目的と背景
この論文は、ミャンマーで行われた二重まぶた手術の臨床成果を評価し、美容的・機能的効果を検証することを目的としています。
一般的に日本をはじめとして、アジア人は目が大きいことや二重であることが美しいとされていますが、ミャンマーでも同様の傾向が見られます。
この研究では、ミャンマーでの上眼瞼形成術が患者の審美的魅力と眼の保護機能の向上にどのように貢献するかを探求しました。
また、「ミャンマーの多民族社会に特有の美的嗜好・二重まぶた手術への需要が急増している背景にある社会経済的要因」を考慮に入れて、手術技術とその成果を詳細に分析しました。
この研究は、
・二重整形などの美容外科が地域の文化とどのように結びついているか
・二重整形の施術が患者の自己認識にどのような影響を与えるか
を深く理解することを目指して行われました。
上眼瞼形成術の手術手法と臨床成果
304人の患者を対象に実施されたこの研究では、皮膚と挙筋腱膜の間に3点を結びつけることで二重整形を行いました。
手術結果は、若年患者では手術後1ヶ月以内に自然な外観を呈し、年配の患者では2から6ヶ月の時間を要して自然な状態に達したことが示されています。
さらに、手術により患者の瞼の機能が改善し、視覚的な開放感が増大したことが報告されています。
研究では、手術後の患者の審美的満足度・機能的改善の度合いを、マージナルリフレックス距離(MRD1)という客観的な指標を用いて評価しました。
これにより、手術が実際に患者の視覚機能と外見の両方に肯定的な効果をもたらしたことが実証されました。
二重整形の手術成功率と機能的改善・満足度
手術の成功率と機能的改善効果
304名全員で、良好な二重瞼の形成に成功しました。
術後1年経過時点で、二重のラインが消失した症例は1例のみ、左右差が5mm以上あった症例は3例のみでした。
また、まぶたが開きやすくなったという機能改善効果も認められました。
各患者のMRD1は、術前平均3.5mmから術後6ヶ月で4.2mmになり、術後1年で4.0mmに改善されました。
患者満足度と民族ごとの美的感覚
患者満足度は、術後6ヶ月で85%、術後1年で88%と非常に高く、多くの患者が手術結果に満足していました。民族ごとの美的感覚の違いについては、カチン族やシャン族は小さめの二重を好む傾向があり、バマール族など他民族は大きめの二重を好む傾向があることが分かりました。
二重整形の安全性・有効性
この研究では、ミャンマーで行われた二重瞼形成手術は、安全性と有効性の高い手術であることが示されました。
304名全員で良好な二重瞼の形成に成功し、機能改善効果も認められました。
そのため、患者満足度も非常に高く、多くの患者が二重整形の手術結果に満足していました。
二重整形における課題と今後の展望
ミャンマーなどの発展途上国では、二重整形のダウンタイムのアフターケア・衛生管理といった面での教育やサポートが重要です。
また、医療従事者の育成・医療設備の充実・医療費の負担軽減などの取り組みを行うことで、二重整形の技術や治療の革新が見込まれます。